機械式時計の歴史、実はキリスト教が深くかかわっていた!?

機械式時計はいつ頃発明されたのか

世界で最初の機械式時計が発明されたのは8世紀、唐の時代の中国だといわれています。密教の僧侶でもあった天文学者と役人が作ったもので、水時計に天文道具の技術を応用した脱進機を組み込んだものだったそうです。その後、水の代わりに0度以下の低温でも凍らない水銀を用いるなど、改良が施されていきました。

ヨーロッパの機械式時計

ヨーロッパで記録に残っている最も古い機械式時計は、10世紀の末に作られたもので、作成したのはキリスト教の修道僧だったとされています。当時のヨーロッパでは、宗教行事の作法が厳格に定められていたため、正確に時を刻む時計と、正確に時を知らせるタイマーが必要だったことから、より正確に時間を刻むことのできる機械式時計が開発されました。当時の修行僧は、実は優秀な時計職人でもあったのですね。

振り子時計とイエズス会

その後、15世紀頃になるとゼンマイが発明されたことで時計は小型化され、ヨーロッパの一般家庭にも普及していきます。17世紀頃には動力に振り子を使用した時計が開発されますが、ここに関わってくるのが、カトリックの一派であるイエズス会です。彼らは世界各地へキリスト教を布教する際に振り子時計を持ち歩き、それがヨーロッパ以外の地域へも伝えられていきました。日本にも、戦国時代にキリスト教がもたらされた際、宣教師たちの手によって振り子式の時計が持ち込まれ、当時の大名などに献上されています。

機械式時計の発明と世界的な普及には、キリスト教が深く関わっているんですね。

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